コーヒーを淹れるための道具が安いため、一般家庭でも多いペーパードリップ。
しかしながら、淹れ方ひとつで味が大きく変ってしまいます。
どんな豆を、どのように淹れたらおいしくペーパードリップできるのでしょうか?
プロが実践している淹れ方を見てみましょう。
ちなみにペーパードリップに適した挽き方は中挽き。
つまんだとき、ザラザラとした感触が残るくらいがいいです。
ということで、淹れ方・・・
①1投目を注ぐ

1投目のお湯を注ぎます。
お湯の温度は82℃~83℃くらいがベストのようです。
それがなぜなのか。。素人の私にはわかりませんが、ともかくそれが美味しいんですね。
1投目は「蒸らし」の役割だそうです。
中心から「の」の字を描くように、ゆっくり一巡します。
②表面が膨らむ
表面がしっかり膨らんできたらOKです。
30~40秒ぐらいして膨らみが落ち着き、平らになるのを待ちます。
③2投目を注ぎます
2投目が抽出の本番です。
ここでも「の」の字を描くように中心から外側へと円を描くように注ぎます。
④3投目を注ぎます
中心の粉がくぼんだら、3投目のお湯を注ぎます。
お湯は最大で8分目くらいを目安に。
⑤泡が盛り上がる
お湯を注いでいると、泡が盛り上がってきます。
これは豆が新鮮な証拠です。
古い豆だと陥没してしまうこともあります。
それに酸化した古いコーヒー豆はおいしくないだけでなく、体にもよくない液体になってしまいます。
新鮮な豆を使うよう心がけましょう。
⑥お湯のさじ加減
お湯がすべて落ちる前に次のお湯を注ぎます。
⑦4投目以降は・・
4投目以降は抽出量にしたがってお湯を注ぎます。
抽出全体にかける時間は3~4分くらいを目安に。
⑧完成
サーバーの目盛りまでコーヒーが入ったなら、ドリップにお湯が残っていても外します。
そしてカップに注げばできあがりです。
手軽にできるペーパードリップですが、意外とテクニックがいります。
また、ペーパードリップでやってはいけない注意点もあります。
それは・・・
○ペーパー周りの粉はお湯で落とさないコーヒーの味が薄くなりますし、雑味が混じり微妙な味になってしまいます。
○高いところからお湯を注ぐのは禁物高い位置からお湯を注ぐと、粉の中に穴が空いてしまい、中に空気が入ります。
すると「蒸らし」がうまくいかず、イマイチな味になります。
コーヒーの淹れ方なんて全然知らなかった時、私はどっちもやっていました。
なんとなく周りに着いた粉がもったいないと思って。。
あと、高いところからお湯を注いだほうが何かがよく抽出される気がして・・・
素人考えでなんでもやるものじゃないですね。
そういうことで、ちゃんとした淹れ方をしてみてびっくり!
ほんとに味がぜんぜん違います!
雑味が消え、すっきりとした味わいになり、後味が甘くなりました。
だから、冷めても美味しく飲めます。
ちなみに、ドリップコーヒーの適温の82℃~83℃を計るには
こちらが気分を盛り上げてくれます。
なんか、カフェみたいです。
ルックスがいいですし、精度もいいです。
ペーパードリップで落としている方は試してみるといいと思いますよ!
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